マメになれない豆日記

マメになれない緑豆の奨学金返還完了までの記録。 スタート時(25歳):848万6000円 2020/6/10現在(37歳): 71万円

世界一のフレンチトースト~食べようとした編~

前回のエントリー~食べようと思い立った編~
前々から気になっていたホテルオークラの世界一と言われているフレンチトースト食べに行く決意をした緑豆with緑豆の友人S。
さて今回はその続きになります。

実はこの話、1カ月前に友人Sと話をしていたときに出てきたんですが
その時、言いだしっぺの私は「予約しておくよー」と言っておきながら
その行く前日まで予約をしてなかったんですよ。

決して忘れていたわけではないのですが
「まぁ別に流行ってるわけじゃないから、まだ予約しなくても大丈夫だろう」と
のほほーんとしていたら
あれよあれよと約束の前日になってしまい、焦って電話したところ
「一番早い時間で7:30が空いております」とのこと。
7時半!
フレンチトーストは朝のメニューとしてしか提供されていないため
もちろんこれは朝の7時半!
宿泊者でもなかなか7時半に朝食をとる人は少ない気がするのですが
残念ながら7時半という時間しか我々に選択肢はなかったのです・・・。

「ご利用は計画的に」

テレビから流れてくる某フレーズが身にしみます。

「7時半にホテルのロビーで待ち合わせで・・・」
と友人Sにおそるおそる連絡を入れたところ、

「朝早く起きれるなんて、得した気分やね」
そんな言葉をかけてくれる友人S。彼女にはいつも頭があがらないのです。
といいつつ、実は私も割とそういう風に物事を考える
いわゆるポジティブシンキングな、言い方を変えると楽天的な性格なので
この
「ムダに朝早くフレンチトーストを食べに休日に5時半に起床する状況」を心の中で
ネタになるなぁとか思いながら楽しんでいたりしたのですが^^;

 

さて、今回伺ったのは東京タワーの近く、
ビジネスビルが多く立ち並ぶ神谷町、虎ノ門エリアにあるホテルオークラ東京です。
神谷町駅から地上に出て左へ曲がると有名な桜田通に出るのですが、
ホテルオークラはその反対、右側へ曲がり、緩やかな坂を登った先に別館と本館が目に飛び込んできます。
休日の朝のビジネス街ということもあり、本当に誰も人がいなくて、静かで、
とても清々しい気持ちでゆっくりと坂を上っていきました。
坂の両側には街路樹が青々と生い茂っている事もあり、都会のど真ん中ということを忘れてしまいそうです。

この素晴らしい環境に負けず、ホテルオークラ東京の建物のデザインもとても個性的でした。
外観は海外のレンガ作りの建物を連想させる白のタイル張りの外壁と
その周りを囲む何かの紋を想像させるようなアイアンの黒い柵(というよりデザインの一部になっている)。
青銅でできているような綺麗な緑がかった青い屋根が白い外観のポイントになって
東洋のオリエンタルな雰囲気を一目見て気に入ってしまいました。

神無月も終わろうとしている朝7時過ぎ。
まだ日が昇り切っていないうす暗がりの凛とした空気の中
いそいそとホテルに乗り込みました。

ほぉぉぉぉ

ロビーの雰囲気がこれまた素晴らしいのですよ。
吹き抜けの高い天井は木製で、縦に何個も連なった和紙でできた六角の提灯が何個も垂れ下がっていて
(自分の表現力の限界ですが、決してセンベロの赤提灯がぶら下がっているわけではありません)
和のシャンデリアというところでしょうか。

用事もなく潜入するには緑豆としては経験値が足りなくて
きょどってしまいそうな重厚な雰囲気ですが
この日は「世界一のフレンチトースト」を食べにきた立派な(?)お客です。
職質されたって、堂々と受け答えできる自信はあります。
ロビーのソファーで雰囲気に浸りながら(呑まれながらw)待つこと5分。
友人Sがやってきました。

ホームページを見るとどうやら「本館5階」の「欧風料理 オーキッドルーム」というレストランに行けば良さそうだったので、早速エレベーターに乗り込みます。

が、、、、

エレベーターのボタンに5階が無いんです。
1,2,3,4まではあるんですが、そのあとLB,6,7,,,

「!?!?5階ないんやけど!?」

とりあえず、4階のボタンを押して降りてみる。

「5階なかったやんね」
「うん...」

もう一度エレベーターに乗り込んでみる。
1,2,3,4,LB,6,7,,,,

「LBってなんやろ」
「これロビーって意味ちゃうかな」
「さっき居たとこやね」
「というか、1階とロビーってなんでボタン分かれてるんやろう?」
「....あ」

どうやらてっきり1階だと思っていたロビーは
5階だったようです。
虎ノ門側の坂から上ってくると分かるのですが
本館は坂に沿って建っているため、入口が5階にあるというなんとも不思議な作り。

結局元のロビーに二人して戻り、改めて周りを見ると
ロビーのフロントすぐ隣に「欧風料理 オーキッドルーム」への入り口が見えました。

「さっき、エレベーター乗ってた時、宿泊者の人乗ってたやん。」
「うん」
「5階から乗り込んで、『5階ないんやけど~』とか言ってた私らって」
「ぜったいあほや思われたな」
「しかもロビーからレストラン見えてたしw」

さあて、いよいよご来店です!

...となぜでしょう。また前振りが長くなってしまいました。
そんなに引っ張って大丈夫なのか、緑豆よ。
しかし、せっかくですので最後までがんばってみますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。
次回、「世界一のフレンチトースト~食べてみた編~」に続きます。
それではまた。